お付き合いしている女性と婚約して同棲することになりました。いざ共同生活を始めるとなるといろいろと考えなければならないことや、決めなければならないことがたくさんあります。大きな出来事だったので、同棲までに準備したことをブログに残しておくことにしました。この記事を公開するいまは同棲開始からだいぶ時間が経っているのですが、メモを見ながら当時のことを振りかえって記録しています。
ふたりのこと、同棲への経緯
ともに1989年生まれ。それぞれひとり暮らしで、お互いの家によく遊びに行っていました。家で一緒にゲームをしたり、映画を見たり、料理をしたり、掃除をしたり、ときには一緒にパソコンを並べて仕事をしたりしました。付き合い始めた当初から結婚のことを考えていたので、日ごろから一緒に暮らしたときのイメージをつかむ準備は進められていたと思います。
婚約にいたり、結婚の準備を進めることに。結婚式や籍を入れる前に同棲を始めることにしました。式のことも考えたのですが、共同生活の準備と同時に進めるのは大変なのでまずは同棲からという決断です。
同棲までの準備
同棲するまでにさまざまな準備を進めました。ざっくりとまとめると主に以下のようなことをしました。
- お互いの実家、家族への挨拶
- 予定調整アプリの導入
- 賃貸物件探し
- 共同クレジットカードの導入
- 共用する家具家電の選別
- 必要なものの購入
- 不用品の処分
- 引越し準備
- 結婚のタイミングなど同棲後の予定決め
お互いの実家・家族への挨拶
それまでお互いの家族にはまだ会ったことがなかったので、同棲のまえにご挨拶に伺うことにしました。それぞれが自分の親や家族に結婚と同棲の意思を伝えて、自分のパートナーを紹介したいといお願いしました。
同棲を決めたら挨拶は早めに済ますのが大事だと思います。親御さんの心境としては、自分の子どもの結婚相手・共同生活の相手がどんな人なのかは気になって当然です。賃貸の契約に際しては家族に保証人なってもらうことも多いです(わたしたちの場合もそうでした)。となると挨拶に伺う予定の調整は早めに進めたほうが良いでしょう。
わたしたちの場合は年末年始にそれぞれの実家でお茶をすることになりました。ちょうど兄弟姉妹も実家に帰ってきているタイミングで挨拶の場を調整してもらえたので良かったです。初めて会うときはとても緊張しました。どんな服装でお土産はなにを持っていくか、どのようなことを話すのか。失礼のないようにしたい。ご家族に気に入ってもらえるか不安でした。実際に会ってみるととても素敵なご家族でうれしかったです。
わたしは事前に自分の家族に彼女がどんな人かできるだけいろいろと伝えて、会うときは彼女が疲れないようにしてほしいと相談しておきました。このあたりはそれぞれの性格もあるので、ご家庭によってだいぶ雰囲気が変わるのだろうと思います。
予定調整アプリやLINEグループの活用
同棲の準備をするにあたり、特にやって良かったと思うのは、今後のことについて相談したり予定を共有して管理できるアプリのインストールです。タスク管理やスケジュール管理のアプリはたくさんあるので、もし使い慣れているものがあればそれを利用すれば良いと思います。
わたしたちの場合は「TimeTree」というアプリを使い始めました。「TimeTree」は共有カレンダーで予定を管理したり、メモの機能で「やることリスト」を管理したりできます。主にふたりで共同作業することのスケジュール管理に便利ですが、それぞれ個別の予定を入れておけば相手がいつ忙しいかもわかります。特に引越しの準備はやることがすごく多いのでいつまでに何をしなければならないか、まめにアプリに登録してスケジュール管理しました。
参考:TimeTree(タイムツリー)|予定の共有と相談がおどろくほど簡単にできるコミュニケーションアプリ
引越しのように忙しいタスクについてはLINEのグループ機能も活用しました。ふだんからLINEで連絡をとっていますが、引越しに関連する話はとても多いので、あとで話し合った内容をさかのぼるのも大変です。なのでふたりだけのグループをつくって、そのグループを引越しの話題専用のチャットスペースにしました。LINEのノート機能はメモに使えますし、画像もアルバムで管理できるので便利です。
賃貸物件探し
ふたりで暮らすための賃貸物件を探しました。私たちはいずれも賃貸物件での一人暮らし経験があるので、物件を探して契約、暮らし始めるまでのおよその流れは把握していました。わたしは学生時代は兄とふたりで下宿したり、学生寮に住んで共同生活をした経験もあります。しかし、それでもパートナーと暮らす住居を探してみると、新たな気づきや苦労したこともたくさんありました。
同棲の賃貸物件探しの最大の特徴は、何事もふたりで相談して決めることにあるでしょう。これは良いこともたくさんありますし、苦労することでもあります。
メリットとしては、ふたりで物件を探せるのでよりたくさんの物件に目を通して、魅力的な住居を見つけることができます。また賃貸にかかわる大事なものごとについてひとりでは判断が難しくても、ふたりで相談すれば簡単に解決することも多いです。新居の採寸もふたりで協力すればスムーズで楽ちんでした。
逆にふたりでやるからこそ大変なこともあります。ふたりで暮らす住居なので、それぞれが住まいに求める条件があります。立地や間取り、キッチン、お風呂、トイレなど水回りの環境、収納スペースの広さ、駐車場、駐輪スペースの有無、オートロックやインターホンなどの設備、ペットの不可…検討したい要素は数多いですが、ひとりの希望だけなら簡単に決まるものもふたりの希望条件に合う物件を選ぶのは大変です。後悔のないように物件を選ぶには何度もふたりでよく話しあわなければなりません。
わたしがひとりで暮らしているときはあまり物件の防犯システムは気にしていませんでした。お風呂も古くて狭いもので構いませんでした。しかしふたりで暮らすとなるとそうは言ってられません。彼女が希望するお部屋の雰囲気や立地の条件も一緒に物件を選んでみて初めてわかることが多かったです。わたしの都合で除外した物件ももちろんありました。
さらに同棲する物件のお金についても重要です。ふたりで暮らす物件は当たり前ですが、ひとりで暮らす家よりも広くなるので毎月支払う「賃料」が高くなりがちです。ここで注意しておきたいのは、それにあわせて賃貸契約に必要な「保証料」や「仲介手数料」も高くなってしまうということです。保証会社に支払う保証料も、不動産会社に支払う仲介手数料も、賃料をベースに金額が設定されます。一人暮らしのときよりもはるかに高額な初期費用が見積もりとして出たので、最初は驚きました。
物件を探すときに賃料の上限を決めたのですが、これはあまり無理のないように設定するのが大事だと思います。わたしたちはそれぞれが一人暮らししている賃料の合計を新居候補の上限に設定しました。ふたりがもともと払っている金額なら無理はないだろうという判断です。しかし、その上限だと賃料はすこし高すぎる気もします。特に先ほど述べたような賃料につられて膨れ上がる初期費用のことも考慮すると賃料は抑えるに限ります。わたしたちは結局、最初に決めた上限賃料から2万円ほど安い物件で契約しました。
共同クレジットカードの導入
共同生活をはじめるにあたり、お金の管理をしやすいようにふたりで使える「チャージ式のプリペイドカード」を作りました。「B/43」というものです。B/43のペアカードを発行すれば、共同の残高を利用して支払いができます。これはまだ結婚していないカップルでも利用できます。細かい出費をあとでレシートなどの記録を見ながら清算するのは大変ですが、このサービスを利用すればクレジットカードで手軽にチャージできて、支払い履歴も残るので便利です。
ふだんの食料や日用品の買い物、ふたりで外食するときなどに、このペアカードで支払いをしています。うちは水道光熱費をわたし個人のクレジットカードや口座から支払っているので、毎月彼女に水道光熱費と同じ額をB/43のペアカードにチャージしてもらっています。これでふたりで必要な生活費を公平に支払うことができています。これは本当に便利なので登録して良かったです。
参考:家計簿プリカB/43|Visaプリペイドカードで支出管理を簡単に
紹介コードも載せておきます。こちらのコードを入力して、1,000円以上入金すると300円の残高をもらえます。
追記:B/43 のペアカードについてもう少し詳しく記事を書きました!
夫婦や同棲カップルにぴったりの B/43 ペアカード!生活費の管理や節約に便利だよ
共用する家具家電の選別
同棲前はそれぞれがひとり暮らししているので、共同生活を始めるにあたりそれぞれの持ち物を選別することになりました。特に冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、炊飯器などの生活家電はひとつあれば十分なので、どちらの所有物を使うのか決めなければなりません。
テーブルや食器棚などの大きな家具も新居でどのように利用するのかを考えました。それぞれの持ち物をすべて持ち寄ると、モノにあふれてしまいますし、インテリアの統一感も損なわれます。
せっかく共同生活をするのであれば、お互いが気持ちよく過ごせるように工夫しましょう。個人的にはできるだけ個人の荷物を減らして、同棲を始めてから必要なもの、欲しいものをふたりで相談しながらそろえていくことをおすすめします。
必要なものの購入
新たに必要になるものもあります。例えばわたしたちの場合はエアコンがない物件だったので、同棲にあわせて3台のエアコンを買いました。また天井照明やカーテンも新しいものが必要だったので、これらも事前に注文しました。
エアコンは季節柄すぐにほしかったので、引越しのすこし前に注文して、入居日に間に合うように配送してもらいました。天井照明も同様です。カーテンはオーダーメイドの場合は発注から届くまでにしばらく時間がかかるのでこれも早めに探しておかなければなりません。
内覧で詳しく採寸するのも大事です。自分たちの使いたい家具家電が、新居にちゃんと入って設置できるかを調べておかなければなりません。特に洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどは設置場所がだいたい決まっているので要確認です。カーテンも幅や高さを調べておきましょう。新居のどこに何を置くかを考えるのはとても楽しいです。あとでしっかり考えられるように内覧の採寸は面倒くさがらずに丁寧にやっておくことをおすすめします。
エアコンについてはこちらの記事に詳しく書きました
→ エアコンがない賃貸物件は契約すべき?注意点と費用を抑えるために工夫したポイント
新生活を彩るものを用意する
せっかく同棲を始めるのであれば、ちょっとした特別なものを用意しておくととても気分が良くなります。生活のなかでふたりで一緒に使えるものを記念に購入すると良いかもしれません。
例えば、わたしたちの場合だとおそろいのスリッパと、お箸置きをお気に入りの雑貨屋さんで購入しました。もともと持っていたスリッパやお箸置きもありましたが、せっかくのタイミングなので新しいものを買って新居で使い始めました。
またカーテンも特に買ってよかったと思えるものでした。多くの家具や家電はもともと持っていたものを使うことになったので、新生活で目新しいものは少ないのですが、カーテンは新居のサイズに合わせて新調しました。リビングダイニングの大きな窓に取り付けるカーテンなので、毎日の生活のなかで目にします。存在感がとても大きいです。すべての家具を新しく用意するのは大変ですが、なにかひとつでも二人で一緒に選んで用意すると「ふたりの生活がはじまった」という気分になります。
不用品の処分
ふたりで新生活を始めるにあたって要らなくなるものがあります。上で書いたように生活家電はひとつあれば十分なので、わたしは冷蔵庫やテーブルなどを引越しまでに売却しました。引越しで荷物が多いと運ぶのも大変なので、使っていないものは売るか捨てるか、実家に持ち帰って置いておくなどしました。
メルカリのようなフリマアプリを活用すれば不用品をお手軽に売却できます。冷蔵庫のような大物も梱包は業者にお任せできるので楽ちんです。
粗大ごみや燃えないごみなどは処分できる曜日が限られているので、引越しまでに計画的に処理できるように注意しましょう。
引越し準備
引越し業者の手配をして、荷物の梱包を進めます。梱包資材は引越し業者から無料でもらえるものもありますが、それだけでは足りない場合もあります。早めに荷詰めを始めてどれくらいの数の段ボールやプチプチなどの緩衝材が必要になるのか目安を立てておきましょう。梱包資材は不用品の売却にも役立つので買っておいて損はないです。
単身で近隣への引越しであれば、赤帽の引越しが格安です。わたしたちも赤帽の業者さんにお願いして、ふたりの家をまとめて同じトラックで集荷してもらって、新居にそのまま運んでもらいました。荷運びを手伝うことになったので大変ではありましたがかなりコストを抑えて引越しできてよかったです。
参考:HOME|引越し・配送は赤帽へ
また現住居の賃貸解約、住まいの保険の解約、電気、ガス、水道、インターネット回線などの解約なども忘れずに済ませておきましょう。特に賃貸の解約はあまり引越しぎりぎりだとトラブルになりがちなので引越し1か月前には連絡しておくことをおすすめします。
同様に新居の電気、ガス、水道、インターネット回線の契約も必要です。引越し初日からきちんと快適に生活ができるように事前に連絡しておくことが大事です。
結婚のタイミングなど同棲後の予定決め
よく同棲を始めるときは期限を決めるべき、と言われます。わたしたちの場合は先に婚約してから同棲を決めているので、同棲の期限というものについては特に話さなかったのですが、同棲後どうするかという話は事前にしておきました。
つまりいつ結婚するのか。結婚式は挙げるのかどうか。もしするのであればいつ頃に式を挙げるのか。お互いの今後の仕事の展望について。仕事をやめたり転職したりするのであればあらかじめ話しておくことが大事でしょう。具体的には決められないものも多いですが、おおよその計画については相談しておきました。
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