Surface ProシリーズやSurface Goシリーズなどで使える電源コネクタとUSB-Cのケーブルを購入しました。純正の電源アダプターとケーブルよりコンパクトに持ち運びできるようになって便利です。
CIO のSurface用充電ケーブルと充電器が便利
純正の電源ケーブルは大きなアダプター(黒い箱)がついていてかさばります。カバンにしまうときもあまりコンパクトにまとめられないので、せっかくスタイリッシュで持ち運びに優れたSurfaceの魅力が損なわれてしまいます。

CIOのSurface用充電ケーブルなら、きちんとSurface専用の電源コネクタに接続できて、磁力による脱着の補助機能も備わっています。最大48.75W(15V/3.25A)の充電に対応しています。
商品説明画像(CIOプレスリリースより)




上の画像の対応機種に名前が挙がっていませんが、Surface Pro 7でも使用できることを筆者は実機で確認しています。また商品説明でも対応機種については下記のように説明されています。
【対応機種】 MicrosoftSurface Pro3/4/5/6/7、Surface Go、Surface Book1/2、Surface Laptop1/2※本製品は最大15V/3.25A 48.75Wの充電に対応しております。それ以上の電力供給が必要なSurface機器への充電も可能ですが、急速充電にはなりません事あらかじめご了承ください。
引用:Amazon | CIO Surface Pro 充電器 ケーブル
マイクロソフト Surface の充電事情
筆者はCIOなどのサードパーティー製のアクセサリーを使用していますが、これは基本的に自己責任で運用しています。メーカー公式としては専用の電源アダプターを利用することを推奨しており、正式なライセンスを取得した製品以外のものを使わないようアナウンスしています。
原則として専用の電源アダプター推奨
マイクロソフトは下記のように原則として純正のアクセサリーの使用を推奨しています。
Surface 電源アダプターは、Surface で動作するように設計されています。 Surface に付属するか、バッテリー充電用に別途購入した正規の Microsoft 電源アダプターまたは Microsoft のライセンスを受けた電源アダプターのみを使用することを強くお勧めします。
引用:Surface の電源および充電の要件
Surface用の正規電源アダプターは例えば下記のようなものがあります。

Surafaceの種類によって電源アダプターの種類が異なります。Surface Goシリーズのような特にコンパクトなモバイルタイプのものは低出力の電源アダプターが、Surface Proシリーズのようなよりハイエンドな機種には高出力の電源アダプターが付属します。
参考:Microsoft Surface 24W 電源アダプター | Surface Go 充電器 – Microsoft Store
参考:Microsoft Surface 65W 電源アダプター | Surface Pro充電器 – Microsoft Store
もしマイクロソフト以外の充電器を利用する場合も、純正の充電器に準ずる出力を備えたものを用意したほうがよいです。出力が足りないと適切に充電できなかったり、充電が遅くなる可能性があります。各種Surfaceの充電器の種類と出力については下の表にまとめました。例えばSurface Pro 7/8/Xなら60W以上の充電器、Surface Go/Go2/Go3なら24W以上の出力を備えた充電器をおすすめします。
電源アダプターの モデル | Surface のモデル | 充電出力 |
---|---|---|
1800 | Surface Pro (第 5 世代) Surface Pro (第 5 世代) LTE Advanced 使用 Surface Pro 6 | 39W 15 ボルト × 2.58 アンペア |
1735 | Surface Pro 4 Core M SKU Surface Pro (第 5 世代) M3 SKU | 24W 15 ボルト × 1.6 アンペア |
1706 | Surface Pro 7 Surface Pro 7+ Surface Pro 8 Surface Pro X | 60W 15 ボルト × 4 アンペア |
1625 | Surface Pro 3 Surface Pro 4 | 31W 12 ボルト × 2.58 アンペア |
1735 | Surface Go Surface Go (LTE Advanced 使用) Surface Go 2 Surface Go 2 (LTE Advanced 使用) Surface Go 3 | 24W 15 ボルト × 1.6 アンペア |
Surface シリーズの電源アダプターは Surface Connect ポートというマグネットでくっつく独自のコネクターを採用しています。磁力で手軽に接続できるほか、誤ってケーブルをひっぱってしまった場合でもケーブルが自然に抜けてパソコン本体が巻き添えをくわない賢い仕組みです。

機種によってはUSB-C充電にも対応
SurfaceはUSB-C充電にも対応しています。これもマイクロソフトが公式に案内している充電方法です。Surface以外でも最近のノートPCやタブレットでは一般的な充電の方法です。ただし充電のために USB-Cがひとつ埋まってしまうので、ほかにも周辺機器を接続したいときはやや不便に感じるかもしれません。

筆者がSurface Go 3 で動作確認した充電器↓
- Surface Go 3 純正電源アダプター 24W
- Anker PowerPort III Nano 20W
- DIGIFORCE 20W PD 充電器
- DIGIFORCE 65W PD 充電器
- RAVPower 61W USB-C 急速充電器
筆者がSurface Pro 8で動作確認してエラー表示なく使えた充電器↓
筆者がSurface Pro 8で動作確認して「低速の充電ケーブルです。」という表示が出て、充電できたもの↓
マイクロソフトサポート公式:Surface を充電する方法
マイクロソフトサポート公式:USB-C についてよく寄せられる質問
サードパーティー製の充電器やモバイルバッテリーの利用について
本記事の冒頭で紹介したようなサードパーティー製の充電用品の利用についてより詳しく紹介します。
メリットは利便性の向上
もちろん製品に付属した充電ケーブルがSurfaceに最も適切であることは承知のうえで、それでも筆者が他社の充電機器を利用するのは便利だからです。わたしがSurfaceを愛用するのは持ち運びに優れたデザインと機能性です。軽量でコンパクトなので外出先での利用に重宝しています。
しかしSurfaceに付属する電源ケーブルは少し大きすぎます。特にカバンのなかに入れたときにあまりコンパクトにまるめられないのが難点です。最近は充電器の小型化の技術が発展していて市販の充電器であればもっと小型軽量化できます。



市販品を利用するとこのように充電器を小型化できるだけでなく、モバイルバッテリーの充電も可能になります。Surfaceに最初から付属する電源アダプターだとこのような製品の組み合わせができません。


デメリットは信頼性。製品選びは慎重に
純正ではないものの信頼性をどう考えるか、ここが難しいところです。上で説明したようにマイクロソフトは安全な利用のため純正の電源アダプターかUSB-C充電を推奨しています。
実際のところ、サードパーティー製の充電用品は純正の電源アダプターと比べると電力が低いことが多いです。わたしが使っているCIOの充電ケーブルは最大48.75W(15V/3.25A)の充電に対応。NovaPort DUO GaN充電器は最大45Wまでです。Surface Pro 7などに付属する純正電源アダプターは最大60Wの出力で充電できるので、安全かつ効率的な充電には純正品が最も適しています。
マイクロソフトの正規品以外の使用は自己責任にはなりますが、個人的にはCIOの製品をおすすめします。筆者が CIO の製品を紹介する理由はふたつ。ひとつは実際に使用しているから。もうひとつは日本のメーカーでサポート窓口がきちんと存在するからです。




とても便利なのでSurfaceシリーズを利用している人はぜひ検討してみてください。
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